更年期の下痢・お腹の不調について
更年期になるとホルモンバランスの変化や自律神経の乱れから、下痢や腹痛に悩む方が増えてきます。
「下痢が続いている=腸が空っぽ」と思いがちですが、実際はお腹を触るとカチカチに硬く、便やガスが滞っているケースも少なくありません。水分だけが流れ出してしまい「下痢なのにお腹が張っている」状態になるのです。
「お腹が硬い=血行不良」を起こしている状態なので、お腹が冷えて、腸の働きが弱っている状態なのです。
小腸と大腸の水分吸収の役割
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小腸:栄養と一緒に水分の約 6〜7割 を吸収します。
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大腸:残りの 2〜3割 を吸収し、便の形を整えます。
どちらかの働きが乱れると、下痢や便秘が起きやすくなります。更年期の腸トラブルは、この「水分吸収のバランスの崩れ」が大きな要因のひとつです。
特に小腸の吸収が悪いと大腸だけで吸収できる量には限りがあるので下痢になってしまいます。
背中・腰を緩めると腸もラクに
当サロンの「腸もみ+お腹の整体」でお腹を柔らかくして血行不良を改善して
腸は背中や腰の筋肉とも密接につながっています。脊椎起立筋や大腰筋が硬くなると腸の血流や動きが制限され、下痢や便秘を助長することがあります。
そのため、お腹だけでなく 背中や腰を一緒に緩めることが、腸を整える近道 になります。
「下痢をしている、お腹が痛む」という状態は、更年期にとても多い症状です。小腸・大腸の水分バランスと背中・腰の緊張を一緒に整えることで、腸が本来のリズムを取り戻し、下痢や腹痛が改善していきます。